SURGICAL OPTIONS
抜歯した日に、インプラントを埋める選択肢。
抜歯即時埋入は、歯を抜く処置とインプラントを埋め込む処置を、同じ日に行う方法です。

治療の期間や手術の負担を、少なくできる場合があります。
抜歯後の治癒を待ってから埋入する方法に対し、条件が整えば抜歯と埋入を一度の手術にまとめられます。抜歯から埋入までの待機期間を短くできることが、選択肢として検討する理由の一つです。
ただし、骨との結合や歯ぐきの治癒を確認する期間は必要です。人工歯が完成するまでの期間や通院回数は、骨造成、仮歯、噛み合わせの調整などによって変わります。
歯が割れた・ぐらつく・繰り返し腫れるなどの場合も、保存できる可能性を確認します。抜歯が必要と判断された場合に、抜歯後の治療方法と埋入時期を検討します。
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抜歯即時埋入ができるか、何を確認する?
CTとお口の診察で見通しを立て、抜歯後に実際の骨や感染の状態を確認します。画像で可能と考えられても、手術当日の所見によって待って埋入する方針へ変更することがあります。
| 確認する条件 | 診断で大切にすること |
|---|---|
| 残っている骨 | 抜歯する歯の周囲、根の先や根と根の間などに、計画した位置でインプラントを固定できる骨があるか。 |
| 感染・炎症 | 腫れ・膿・病変の広がりを確認し、抜歯後に病変を除去して適切に管理できるか。強い炎症や広い骨の欠損では、先に治療と治癒を優先する場合があります。 |
| 歯ぐきと見た目 | 歯ぐきの厚さ、高さ、前歯の見え方を評価。骨や歯ぐきの移植が必要かを検討します。 |
| 人工歯の位置 | 元の歯の根の方向をそのままなぞるのではなく、完成する人工歯と骨の条件を両立した位置に埋入できるか。 |
| 全身状態・生活 | 持病、服薬、喫煙、歯周病、噛む力、清掃状態を確認。術後の食事や通院の指示に対応できるか。 |
病変の存在だけで一律に適応・不適応は決まりません。感染の管理、残る骨、追加処置の必要性を総合して判断します。抜歯即時にこだわらず、治癒を待つ方法も説明します。
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抜歯即時埋入の流れを、6段階で。


- 01
診察・CT・治療計画
歯の保存の可否を診断し、抜歯と埋入、骨造成、仮歯の方法を相談します。サージカルガイドを使う場合は、抜歯前のデータをもとに製作を準備します。
- 02
周囲の組織に配慮して抜歯
麻酔下で、残す骨や歯ぐきをできるだけ傷つけないように抜歯します。必要に応じて病変を除去し、抜歯した穴の状態を確認します。
- 03
埋入と初期固定の確認
計画した位置へ埋入し、周囲の骨で安定して支えられているかを確認します。十分な固定が得られない場合には、埋入や仮歯の計画を変更します。
- 04
必要な骨・歯ぐきの処置
抜歯した穴とインプラントの間には隙間が生じることがあります。骨の壁や隙間の状態に応じて骨補填材、メンブレン、歯ぐきの移植などを検討します。
- 05
傷の保護・仮歯の判断
治癒用の部品で管理するか、仮歯を装着するかを選びます。埋入したインプラントに仮歯を固定できない場合にも、見た目に配慮した別の仮歯の方法を相談します。
- 06
治癒の確認から最終的な人工歯へ
骨との結合、歯ぐき、噛み合わせを確認して人工歯を製作します。装着後も清掃方法を調整し、定期的なメインテナンスを続けます。
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「埋める時期」と「仮歯を使う時期」は、別に考えます。
抜歯即時埋入
抜歯した日に
インプラントを埋め込む
即時修復・即時荷重
埋入後早期に
仮歯などを装着する
| 方法 | 考え方 | 確認すること |
|---|---|---|
| 抜歯即時埋入 | 抜歯と同じ日にインプラントを埋入します。 | 抜歯後の骨、感染、理想的な位置での固定。仮歯の可否は別に判断します。 |
| 治癒を待って埋入 | 抜歯後、歯ぐきや骨の回復を確認して埋入します。 | 炎症や欠損の状態に応じて待つ期間を決めます。必要に応じて先に骨を補います。 |
| 即時修復 | 埋入後早期に仮歯などを装着し、対合歯と接触させないように調整する方法です。 | 見た目への対応と、治癒中の負担管理。舌や食物などからの力も考えます。 |
| 即時荷重 | 埋入後早期に装着する仮歯などに、噛み合わせの力を加える方法です。 | 十分な初期固定、本数・連結、噛み合わせ、食事と術後管理。 |
手術時の固定が良好でも、その後に骨と結合する時間が必要です。当日に仮歯を装着できる場合も、硬いものを自由に噛めるという意味ではありません。仮歯は治療中のもので、最終的な人工歯とは役割が異なります。
多数の歯を失った方:オールオン4と当日の仮歯↗抜歯・即時埋入・仮歯を行った上顎全体の症例を見る↗SURGICAL OPTIONS
期待できることと、知っておきたい限界。
| 期待できること | あわせて知っておきたいこと |
|---|---|
| 抜歯から埋入までの待機を短くできる | 骨との結合を待つ期間は必要です。治療全体が必ず短くなるとは限りません。 |
| 抜歯と埋入を同じ手術にまとめられる | 骨造成・歯ぐきの処置・二次手術などが別に必要な場合があります。 |
| 条件が合えば仮歯で見た目に配慮できる | 歯ぐきの退縮や形の変化が起こることがあります。前歯では周囲の組織も含めた計画が大切です。 |
抜歯後は周囲の骨や歯ぐきが変化します。即時埋入だけで骨の吸収や歯ぐきの退縮を完全に防げるものではなく、骨造成などの追加処置が必要になる場合があります。
手術には痛み・腫れ・出血・感染、神経や周囲組織の損傷、骨と結合しない可能性があります。即時埋入では、抜歯後の骨の状態や初期固定を確認して方針を変更する可能性も、事前に説明します。
手術・治療後のリスクを詳しく読む↗SURGICAL OPTIONS
手術を支える、2つのガイド技術。
インプラントの位置を事前に計画し、その計画を手術へつなぐ方法には、大きく分けて「マウスピース型のサージカルガイド」と「画面で確認する動的ナビゲーション」があります。X-Guideは後者のシステムです。
DYNAMIC NAVIGATION
X-Guide(Xガイド)

器具と患者様側の位置を光学的に追跡し、計画との関係を画面に表示します。
X-Guideを詳しく読む↗| 比較すること | サージカルガイド | X-Guide |
|---|---|---|
| 誘導の仕組み | ガイドの穴やスリーブを利用して器具の動きを補助。 | 器具の位置・方向・深さを画面に表示し、歯科医師が操作。 |
| 事前の準備 | CT・歯列データから設計し、お口に合わせたガイドを製作。 | CT上の計画と実際のお口を位置合わせし、器具の校正などを実施。 |
| 手術中の確認 | ガイドの適合・固定、器具の動き、周囲の状態を確認。 | 追跡状態と画面の情報を確認しながら、口腔内の状態も評価。 |
| 計画を変える場合 | 製作済みのガイドは、設計した位置が基本。変更時は別の方法などを検討。 | システム上で計画を変更できる場合がありますが、診断と位置の再確認が必要。 |
| 共通する注意点 | 画像や装着の誤差、骨・歯ぐき、開口量などを考慮。 | 位置合わせや追跡の誤差、骨・歯ぐき、開口量などを考慮。 |
ガイドやナビゲーションだけで適応や治療結果が決まるわけではありません。痛み・腫れ・感染などのリスクは残り、骨造成や歯ぐきの切開が必要な場合もあります。
この比較のX-Guideは一般的な技術紹介です。当院の導入設備や、当院での使用を示すものではありません。
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サージカルガイドとは? 計画を手術につなぐ装置。
サージカルガイドは、患者様のお口に合わせて製作する、マウスピース型の手術補助装置です。
「どこに・どの向きに」を、事前に計画。
CTで調べた骨の情報と、歯・歯ぐきの形を記録したデータを組み合わせ、完成する人工歯の位置からインプラントの位置・角度・深さを検討します。
その計画に基づく穴が開いたガイドを手術時に装着し、専用の器具を通して骨の穴の形成などを補助します。穴に金属製の筒「スリーブ」を使うものなどがあり、製品によって構造が異なります。
自動で手術をする装置ではありません。画像・設計・製作・装着の各段階に誤差があり、計画どおりの位置や治療結果を保証するものではありません。
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CTから製作・手術まで。ガイドができる工程。

骨の情報と、歯の形を重ねて考える。
CTは骨の幅や高さ、神経・上顎洞との位置関係を確認するために使います。口腔内スキャンや模型のデータは、歯列・歯ぐき・噛み合わせの形を把握するために用います。
異なるデータを重ね合わせる際は、ずれや画像の乱れがないかを確認します。金属の影響などで画像が不鮮明な場合には、追加の確認や別の方法が必要です。

歯列の形を、デジタルデータに。
口腔内スキャナーは歯や歯ぐきの表面形状を記録する機器です。骨の中を見るCTとは得られる情報が異なるため、目的に合わせてデータを組み合わせます。
- 01
CT・歯列データを取得
骨の情報を持つCTデータ(DICOM)と、歯の表面形状などの3Dデータを取得します。歯が少ない場合には、データの位置合わせやガイドの支え方も計画します。
- 02
完成する人工歯から逆算
人工歯の位置、噛み合わせ、清掃のしやすさを考え、その土台となるインプラントの位置・角度・長さ・太さを検討します。骨がある場所だけを基準にはしません。
- 03
ガイドを設計・製作
残る歯や粘膜などのどこで支えるか、器具が入る空間、固定の方法を決めます。設計データをもとに3Dプリンターなどで製作します。
- 04
適合と使用器具を確認
お口の中で浮きやぐらつきがないか、予定した位置まで装着できるかを確認します。ガイド・ドリル・インプラントの組み合わせや、製品ごとの洗浄・消毒等の手順も確認します。
- 05
手術中も、位置と状態を確認
ガイドの安定、開口量、器具の動き、注水などを確認しながら処置します。適合が不十分な場合は、そのまま使い続けず、方法を変更することがあります。
- 06
埋入後の固定と治療計画を再確認
ガイドを使ったかにかかわらず、埋入後の固定や周囲組織を確認します。仮歯の装着や骨造成、術後管理は、その時点の状態も踏まえて判断します。
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ガイドの種類で、補助する範囲が変わります。
| 分け方 | 主な種類と考え方 |
|---|---|
| 支える場所 | 残っている歯で支えるタイプ、歯ぐきの粘膜で支えるタイプ、骨で支えるタイプなどがあります。歯の残り方や術式で選び、必要に応じて固定用ピンなどを検討します。 |
| 補助する範囲 | 最初のドリルのみを補助する方法、複数のドリル操作を補助する方法、対応する器具で埋入まで補助する方法があります。 |
| 深さの管理 | スリーブやストッパーなどの設計、使用器具によって補助できる範囲が異なります。ガイドがあればすべての動きが自動的に制限されるわけではありません。 |
サージカルガイドを用いた方法は「静的ガイド」と呼ばれます。別の技術として、器具の位置を画面上で追跡する動的ナビゲーションもあります。ここで紹介するマウスピース型のガイドとは仕組みが異なります。
ガイドを使用しても、骨の確認や骨造成のために歯ぐきの切開が必要な場合があります。フラップレス手術の可否は、骨と歯ぐきの状態などから別に判断します。
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ガイドを検討する場面と、使用上の限界。
- 前歯など、人工歯と歯ぐきの位置関係を丁寧に計画したい場合。
- 複数のインプラントの位置関係や、連結する人工歯の設計を共有したい場合。
- 抜歯即時埋入など、抜歯前の歯列を基準に手術を準備する場合。
- オールオン4など、お口全体の手術と人工歯の計画をつなげる場合。
使用するかどうかは、骨、残る歯、ガイドを安定して支えられるか、お口がどこまで開くかなどを踏まえて決めます。骨の不足そのものを解消する装置ではないため、骨造成などを併用する場合があります。
| 注意すること | 確認・対応 |
|---|---|
| データ・設計の誤差 | 撮影、スキャン、重ね合わせ、製作の各段階を確認します。神経などとの距離は、誤差も考慮して計画します。 |
| 装着時の浮き・動き | 歯や粘膜での適合と固定を確認します。予定の位置に合わない状態での使用は避けます。 |
| 器具のスペースと注水 | 特に奥歯では、ガイドと器具を入れるための開口量が必要です。骨を削る際の冷却や視野にも配慮します。 |
| 手術中の予想との違い | 抜歯後の骨の欠損、固定不足などにより、ガイドや当初の計画を変更する場合があります。 |
ガイドによって計画の再現を補助できますが、感染、神経・血管の損傷、骨と結合しないことなど、手術に伴うリスクがなくなるわけではありません。
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X-Guide:器具の動きを、リアルタイムに確認。
X-Guideは、ドリルなどの位置を追跡する、動的3Dナビゲーション・システムです。

画面上の計画と、実際の器具の位置を重ねて考える。
事前に撮影したCTをもとにインプラントの位置を計画し、手術時には患者様側と器具側のマーカーをカメラで追跡します。画面を確認しながら、歯科医師がドリルやインプラントを操作します。
マウスピースの穴にドリルを通す方法とは異なり、位置・角度・深さについて視覚的な案内を受けます。ロボットが自動で埋め込む装置ではありません。
位置
予定した場所に対し、器具がどこにあるか。
方向・角度
計画した軸に対し、器具がどちらを向いているか。
深さ
計画に対し、器具の先端がどこまで進んでいるか。
術前のCT情報と、手術中に光学的に追跡する位置情報を対応させて表示します。CT撮影にはX線を用いますが、ナビゲーションの光学追跡自体でX線を照射し続けるわけではありません。
メーカー公表情報に基づく技術解説です。画像は当院の設備・診療風景ではありません。
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X-Guideの準備と、手術中に確認すること。

計画・位置合わせ・追跡を、一つずつ確認。
画面上の位置を実際のお口の位置と対応させる「位置合わせ」と、器具の先端位置などを確認する「校正」が重要です。マーカーの安定やカメラからの見え方も、使用中に確認します。
- 01
CTと人工歯の計画
骨、神経、上顎洞などを確認し、人工歯の位置を考慮して埋入位置を計画します。撮影やデータの準備方法は、使用するシステム・プロトコルで異なります。
- 02
お口とデータの位置合わせ
患者様のお口の基準と、CT上の情報を対応させます。器具の校正と位置の確認を行い、追跡に必要な準備を整えます。
- 03
画面と口腔内を確認して操作
位置・方向・深さの案内を参照し、歯科医師が操作します。骨の状態、注水、周囲組織、マーカーや追跡状態も確認します。
- 04
埋入後の状態を確認
計画の位置だけでなく、実際の固定や周囲組織を評価します。仮歯の装着や術後管理は、ナビゲーションの使用とは別に判断します。
登録・校正が不適切、マーカーが動く、追跡が遮られるなどの場合は、表示をそのまま信頼せず再確認が必要です。ナビゲーションがあっても、歯科医師の判断とシステムに習熟した操作が欠かせません。
X-Guideなら、初診当日に手術まで終わりますか?
ガイド製作を待たずに進められる方式でも、必要な診断・説明・準備は省略できません。来院当日の手術や、同日に仮歯で噛めることを保証するものではありません。
X-Guideの方が、サージカルガイドより必ず優れていますか?
一律にはいえません。支える歯の有無、お口の開き方、骨造成、データの状態、器具やシステムの適合、術者の習熟などが関わります。方式の名前だけで治療の適否や結果を判断しません。
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ガイド・抜歯即時埋入の費用と、相談時の確認。
インプラント治療は自由診療です。抜歯即時埋入やガイドを含む治療では、必要な処置を整理したうえで総額を見積もります。手術を同日にまとめても、必ず費用が下がるとは限りません。
| 項目 | 見積もりで確認すること |
|---|---|
| 検査・ガイド | CT、スキャンや型どり、ガイドの製作、スリーブなどの部品が含まれるか。 |
| 抜歯・埋入 | 抜歯、インプラント体、埋入手術、麻酔、追加の手術の扱い。 |
| 骨・歯ぐき | 骨補填材、メンブレン、骨造成・歯ぐきの移植などの追加処置。 |
| 仮歯・人工歯 | 仮歯、土台、最終人工歯、調整などの費用。即時の仮歯が使えなかった場合の代替方法。 |
| 計画が変わる場合 | 当日の所見で待って埋入する場合や追加処置が必要な場合の費用・通院の変更。 |
抜歯即時埋入をご希望の場合は、可能であれば抜歯前にご相談ください。事前の検査と準備が必要です。すでに抜歯している場合にも、治癒を待つ方法など、その時点の状態に合う計画をご案内します。
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埋入手術で行うこと。

術前計画に沿って、位置と固定を確認
麻酔の状態を確認し、計画した場所にインプラントを埋め込むための穴を形成します。位置・角度・深さ、周囲の組織、埋入後の固定状態を確認します。
必要に応じてサージカルガイドや骨造成を併用します。術前画像と術中の確認を組み合わせ、手術中に状況が変われば計画を見直すことがあります。
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1回法と2回法の違い。
| 1回法 | 2回法 | |
|---|---|---|
| 埋入時 | 治癒用の連結部を歯ぐきの上に出す | インプラントを歯ぐきで覆う |
| 治癒の間 | 連結部が口の中に出た状態で管理 | 歯ぐきの下で保護して治癒を待つ |
| 次の段階 | 歯ぐきと骨の治癒を確認し人工歯へ | 二次手術で連結部を出し、その後人工歯へ |
| 選択の理由 | 骨・歯ぐき、初期固定、補綴の条件 | 骨造成や保護が必要な条件などを考慮 |

回数の少なさだけで選びません
2回法が必要なケースもあります。「1回法」の1回は、すべての通院が1回で終わる意味ではありません。どちらも検査・経過観察・人工歯製作などの通院が必要です。
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フラップレス手術。方法・メリット・適応。
フラップレス手術は、歯ぐきを大きく切り開いて骨から剥がす操作を行わず、小さな開口部からインプラントを埋め込む方法です。歯ぐきに小さな穴を開ける歯肉パンチなどを用います。傷がまったくできない方法ではなく、局所麻酔と術後の管理も必要です。

どのように行う? 手術までの4ステップ
検査・診断
CTで骨の形や神経・上顎洞との位置関係を確認します。歯ぐきの厚みや状態、噛み合わせ、全身状態も診察します。
位置と方法を計画
人工歯から逆算して埋入する位置・方向・深さを計画します。サージカルガイドなどの補助が適切か、器具を入れるスペースがあるかも確認します。
小さな開口部から埋入
局所麻酔後、必要な範囲に開口部を設け、計画した位置に骨の穴を形成してインプラントを埋入します。固定状態と周囲組織を確認します。
治癒の確認・人工歯へ
術後の清掃方法と食事の注意点を説明し、経過を診察します。骨との結合を確認しながら人工歯の治療へ進みます。仮歯を装着できる時期は別途判断します。
期待できるメリット
- 歯ぐきを剥がす範囲を抑え、手術による組織への負担を小さくできる場合があります。
- 切開・剥離・縫合の操作を減らし、手術時間を短くできる場合があります。
- 処置の範囲が小さくなることで、術後の痛み・腫れ・出血の軽減が期待できる場合があります。
痛み・腫れがなくなる保証はありません。フラップレスでも骨の治癒期間は必要で、通院回数や治療全体の期間が必ず短くなるわけではありません。
適応を検討しやすい条件
- 計画した位置にインプラントを支える骨の幅・高さがあり、骨の形を事前に把握できる。
- インプラント周囲に必要な歯ぐきがあり、大きな歯肉の形態修正を必要としない。
- 骨造成など、骨を直接確認しながら行う追加処置の必要性が低い。
- 口が十分に開き、器具や必要なガイドを適切な位置で使用できる。
向かない場合・方法を変更する場合
骨が薄い・足りない場合、骨造成が必要な場合、歯ぐきの形を整える必要がある場合などは、切開して骨を確認する方法を選ぶことがあります。フラップレスは骨を直接見にくいため、埋入位置のずれや周囲組織の損傷などへの注意が必要です。
術前の計画だけでなく、手術中の状態によって切開を伴う方法へ変更する場合もあります。小さな傷にこだわるより、必要な処置を確実に行える術式を選びます。
骨が少ない場合の骨造成を詳しく見る ↗抜歯即時・ガイドとの違い
フラップレスは「歯ぐきへのアプローチ」、抜歯即時埋入は「抜歯から埋入までの時期」、サージカルガイドやX-Guideは「埋入位置の計画・確認を補助する技術」です。それぞれ判断する内容が異なり、適応が合えば組み合わせて検討します。
ガイドを使っても必ずフラップレスになるわけではありません。また、フラップレスで手術できることと、当日に固定式の仮歯を装着できることは別の条件です。
自分がフラップレスで治療できるか、写真だけでわかりますか?
見た目だけでは判断できません。CTによる骨の確認と、お口の中・全身状態の診察が必要です。相談時に負担や手術時間についてのご希望もお聞かせください。
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手術後の過ごし方。
- 処方薬、歯磨き、うがい、食事は担当医の指示に従う。
- 手術部を強く触る、仮歯で硬いものを噛むなどを避ける。
- 鎮静や全身麻酔後は運転を避け、指示された帰宅方法を守る。
- 症状が強くなる、膿、ぐらつき、しびれなどがあれば連絡する。
制限する期間は術式・手術範囲・治癒状態で異なります。仕事や旅行などの予定は治療前にお知らせください。
術後に連絡が必要な症状を確認する↗SURGICAL OPTIONS
ガイド・抜歯即時埋入で、よくある質問。
初めて相談した日に、そのまま抜歯して埋入できますか?
抜歯即時の「即時」は、抜歯と埋入が同じ日という意味です。検査・診断・治療の説明や、必要なガイド・仮歯の準備があるため、初診当日に行うことを意味しません。
前歯で、歯のない期間が心配です。
見た目への影響をご相談ください。インプラントに固定する仮歯が使えるかを診断し、難しい場合にも、接着式の仮歯や取り外す仮歯などを含めて検討します。傷やインプラントに負担がかからない方法を選びます。
抜歯即時埋入なら、骨造成は不要ですか?
必要になる場合があります。歯を抜いた穴とインプラントは形が異なり、隙間や骨の壁の欠損が残ることがあります。即時埋入だけで抜歯後の組織の変化を防げるわけではありません。
ガイドを使えば、痛みや腫れはなくなりますか?
痛みや腫れがなくなる保証はありません。ガイドは位置や方向の計画を補助するもので、手術の範囲、骨造成の有無、体の状態なども術後の症状に関わります。
ガイドはすべてのインプラント手術で使いますか?
お口の状態、支え方、器具のスペース、術式を評価して選びます。使用が適切でない場合もあり、ガイドを使うこと自体を治療の目的にはしません。
当日の状態で即時埋入や仮歯ができない場合は?
治癒を待ってから埋入する、インプラントに負担をかけずに保護する、別の仮歯を用いるなどの計画へ変更します。考えられる変更と費用は、事前の説明で確認します。
掲載情報確認:2026年9月13日。個別の診断・見積書・術後の指示をご確認ください。

